2012年8月27日月曜日

10月5日(金)第1回女性学コロキウムのご案内


以下の要領で今年度第1回女性学コロキウムを開催します。
どなたでもご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。



賃金のジェンダー平等を求めて
:同一価値労働同一賃金原則の歴史と展望

     講師:居城舜子さん(女性労働研究、元常葉学園大学教授)

 男女共同参画社会がめざされる今日、賃金のジェンダー平等は未だ実現にはほど遠い現状にとどまっています。同一価値労働同一賃金原則を歴史的に振り返る中から、現段階の問題点と今後の展望を探ります。なお、このコロキウムは「フォーラム労働・社会政策・ジェンダー」との共催で開催します。

 日時:2012年10月5日(金)18:30~21:00
 会場:ドーンセンター(大阪府男女共同参画・青少年センター)大会議室
     大阪市中央区大手前1-3-49     tel:06-6910-8500
 参加費:800円(資料代)*本学学生教職員は無料

 主催:大阪府立大学女性学研究センター
   :フォーラム労働・社会政策・ジェンダー
*当日参加も可能ですが、資料準備の都合上できるだけ事前にお申し込みください。
申込先:e-mail:joseigaku@gmail.com
         : fax: 072-254-9947(大阪府立大学女性学研究センター)
              問合せ先:大阪府立大学女性学研究センター(伊田久美子)

【講師プロフィール】
居城舜子さん     
男女共同参画フォーラムしずおか代表理事
  静岡県最低賃金委員会会長
  静岡県労働委員会委員
  元常葉学園大学教育学部教授
所属学会:社会政策学会、 経済理論学会、日本女性学会、経済統計学会、日本家政学会 経済学修士(北海道大学)

ご著作等:
「同一価値労働同一賃金原則の変遷と課題」『大原社会問題研究所雑誌』632号(2011) 
「欧米における同一価値労働同一賃金原則の動向とILOのジェンダー中立的な職務評価方法」
                                                         『やってみよう!職務評価』労働教育センター2010年
「賃金構造の変化とペイ・エクイティの可能性」経済理論学会編『季刊経済理論』第44巻3号, 2007年


2012年8月12日日曜日

【9月22日】第2回女性学講演会のご案内


大阪府立大学女性学研究センター主催(大阪府立大学女性研究者支援センター協力)
2012年度第2回女性学講演会開催のお知らせ
マリー・キュリーのキャリアに見る
ジェンダーと科学の問題
2012年22日(土)
午後1時30分午後4時30分
場所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 
10講義室
1時30分3時
講演:川島慶子 名古屋工業大学准教授
マリー・キュリー(18671934)とは何者なのか。世界初の近代大学博士号取得女性。世界初のノーベル賞受賞女性。そして世界初の二度のノーベル賞受賞「人間」。マリー・キュリーの人生には「世界初」という言葉がつきまとう。いかなる異論の余地もなく、彼女は「科学者」という言葉が誕生して後に、世界的な認知を得た最初の女性科学者である。
なぜ科学者マリー・キュリーは世界中でこんなにも有名なのか。じつはこの名声の裏には、放射能の不思議な性質と共に、ジェンダーや民族にまつわる、文化的、社会的要素が存在している。本講演は、19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで「科学者という専門職につき、自分の力で生計を立てた」一人の女性としてのマリー・キュリーに着目し、科学という彼女の進路選択が、当時の社会においてどのような意味を持っていたのかを明らかにする試みである。
3時15分3時45分
コメントおよび講演者との質疑応答
コメンテーター:柳日馨 本学理学系研究科教授
3時45分4時30分自由討論
コーディネーター:村田京子(女性学研究センター副センター長)


【9月15日】第1回女性学講演会のご案内


大阪府立大学女性学研究センター主催

2012年度第1回女性学講演会開催のお知らせ
身体能力の性差再考
―スポーツ・パフォーマンスを中心に―

時:2012年15日(土)
午後1時30分午後時30分
場所:ドーンセンター 5階セミナー室(2)

1時30分
講演:飯田貴子 帝塚山学院大学教授
男性の男性による男性のための文化として発展してきた近代スポーツが、男女別に実施されているのは
「平等性」原則に基づくものなのか?それとも、性別2元制を堅持するためなのか?
  本講演では、まずスポーツ界において普遍的とみなされている「性別」に着目し、どのようにして男女の振り分けが行われてきたかを概観する。ここでは、1960年代に始まった性別確認検査の導入、2000年シドニー五輪で中止された性染色体による検査の曖昧さ、2004年アテネ大会において適用された性別変更後の参加承認、2009年世界陸上競技選手権大会におけるセメンヤ選手の性別疑惑問題に端を発した高アンドロゲン女性選手への対応について取り上げる。
そして最後に、スポーツ・パフォーマンスにおける性差を吟味する場合の留意点について、スポーツを構成する体力要素、スポーツ・パフォーマンスを評価する指標について、ジェンダーの視座から考える
3時3時30
講演者との質疑応答

コーディネーター:熊安貴美江(女性学研究センター)
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