2014年11月6日木曜日

【12月7日〜21日】女性学連続講演会               :ハラスメントの構造とジェンダー(全3回)


大阪府立大学 女性学研究センター
2014年度 第18期女性学講演会 「女性学・ジェンダー研究の現在」第2部


女性学連続講演会・連続セミナー(全3回) 


ハラスメントの構造とジェンダー

                コーディネーター:伊田久美子・熊安貴美江・浅井美智子(大阪府立大学)


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セクシュアルハラスメントが社会問題化してからすでに20年余りが経過しました。

かつては個人的な問題と されていたハラスメントは、当初問題化した男女間のみならず、職場のパワーハラスメント、マタニティー・ハ ラスメント等へと拡がり、女性の被害がいっそう深刻化する一方、男性の被害や同性間で生じる問題も顕在化し てきました。女性労働者の労働相談の55.5%がセクハラに関するもので、妊娠出産にかかわる相談を加えると 9割近くに及んでおり、男性労働者の相談も6割以上がセクハラです(平成25年雇用均等調査)。また厚労省が 2012年度に実施したパワハラ実態調査によると、およそ4人に1人が被害を被っています。

ハラスメント問題の難しさは、被害者が被害を認識しにくく、認識しても訴えることが困難な社会構造にあり、 ジェンダーは依然としてその土台を構成しています。近年問題化しているスポーツの世界における身体的性的暴 力問題は、このようなハラスメントの構造の典型と言えますが、同性間のハラスメントや男性被害などにおいて も当てはまります。

教育の場、職場としての大学もまた、様々なハラスメントの起きやすい場であり、有効な防止対策は学内の教 育研究職場環境の改善のみならず、学生を労働社会へ送り出すにあたっても不可欠の課題と言えます。

今期は近年のハラスメントの諸相を検討しながらハラスメントの構造をジェンダー視点からあらためて検討 する機会としたいと思います。併せて少人数でのセミナーも開催します。みなさまのご参加をお待ちしています。 

第1回:女性の間でのパワハラ ー非主張性と攻撃性ー 
   
   加藤伊都子さん(フェミニストカウンセリング堺)

 日 時:12月7日(日)講演会13:30〜15:30 セミナー15:45〜17:00
 場 所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス B3棟 119教室  

第2回:スポーツ環境におけるハラスメント問題ー背景と今後の課題ー

          山口香さん(筑波大学准教授、柔道家)

 日 時:12月14日(日)講演会13:30〜15:30     セミナー15:45〜17:00
 場 所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 学術交流会館 多目的ホール

第3回:その言動はセクハラです!ー男性はなぜ気づかないのかー
     
   牟田和恵さん(大阪大学教授、キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国                            ネットワーク)
 日 時:12月21日(日)講演会13:30〜15:30     セミナー15:45〜17:00
   場 所:大阪府立大学I-siteなんば カンファレンスルーム

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◆参加費:講演会1回500円  セミナー1回300円(本学学生教職員は無料)

*当日参加も可能ですが、準備のためできるだけ事前にお申し込みください。
*セミナー参加希望者は必ずお申し込みください。

◆お申し込み先:大阪府立大学女性学研究センター
        e-mail: joseigaku@gmail.com    fax: 072-254-9947

◆お問い合わせ先:大阪府立大学女性学研究センター
         072-254-9948(月〜金 14時〜17時)
         e-mail: joseigaku@gmail.com

    

会場案内他詳細は以下をご覧ください。
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2014年9月12日金曜日

【10月18日(土)】映画上映会+シンポジウム「卵子提供ー美談の裏側」

女性学研究センターは2014年度男女共同参画事業として、「卵子提供ー美談の裏側」上映会&シンポジウムを開催します。みなさまのご参加をお待ちしています。

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日時 10月18日(土) 13:30〜16:30(13:00開場)
場所 大阪府立大学 i-siteなんば
http://www.osakafu-u.ac.jp/isitenanba/map/index.html

◆ドキュメンタリーフィルム「卵子提供ー美談の裏側」上映

◆シンポジウム「卵子提供について考える」
 シンポジスト 
  荻野 美穂(元同志社大学教授)
  柘植 あづみ(明治学院大学教授)
  柳原 良江(東京電機大学助教、代理出産を問い直す会代表)

コーディネーター
   浅井美智子(大阪府立大学教授、女性学研究センター)

◆◇当日参加も可能ですが、準備のためなるべく事前にお申し込みください。◆◇
お申し込み先:joseigaku@gmail.com

その他詳細は以下をご覧ください。↓
http://wan.or.jp/wan/web/uploads/pdf/15_2579039d63c2aa40c2cec20cdd9ca594d24b64.pdf


2014年4月20日日曜日

【5月31日】日本学術会議シンポジウムのご案内

女性学研究センターも後援団体です。

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公開シンポジウム「男女共同参画は学問を変えるか?」 

 主 催 日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会、複合領域ジェンダー分科会、史学委員会歴史学とジェンダー分科会、法学委員会ジェンダー法分科会、
科学者委員会男女共同参画分科会 

 日 時 平成26531日(土)10:0018:00 

. 場 所 日本学術会議講堂 

. 開催趣旨 
女性の研究者が学問の世界に進出して久しい。これまで女性の少なかった理工系の分野でも女性研究者の育成が叫ばれるようになった。他方、学問の領域にジェンダー視
点を持ちこむジェンダー研究も各分野でいちじるしい進展を見るようになった。にもかかわらず学問分野における男女共同参画は、かならずしもジェンダー研究とは親和性が高く
ないように見える。それどころか、職場の男女共同参画と同様、学問のディシプリンに影響を与えない範囲で、女性の参加が歓迎されているようにも思える。はたして、真理の奉
仕者としての研究者は、ジェンダーを問わず同じ能力を発揮することが期待されているのだろうか?それとも女性が参入することによって、学問の組織、内容、アプローチ、評価
基準等に何らかの変化が起きるし、また起こす必要があるのだろうか?このシンポジウムでは、女性研究者の参加が学問の世界を変容させる可能性と限界について、各分野の経験
にもとづいて、真摯な検討を行いたい。 

詳細は以下の案内ポスターをご覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/187-s-1-4.pdf


2014年2月12日水曜日

【3/16(日)】災害と女性・子どもへの支援ーNPOから学ぶー

大阪府立大学女性学研究センターも後援します。
みなさまのご参加をお待ちしております。


災害と女性・子どもへの支援
—NPOから学ぶ—
    
3月16日(日)13:30~16:00
          (受付13:00~)
大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 
学術交流会館小ホール        
大阪市営地下鉄御堂筋線なかもず駅 徒歩12分/南海白鷺駅徒歩8分/ 
南海バス大阪府大前下車すぐ
[地図]http://www.osakafu-u.ac.jp/access/index.html

*定員50人(先着順)
*参加費無料
手話通訳・託児(2歳~6歳までの未就学児対象)あり
     託児は3月10日(月)までに要予約≫ 

◆◇講師紹介◇◆

  NPO法人 インクルいわて
 理事長 山屋理恵
 ひとり親家庭支援を中心として誰もが包摂される社会の実現をめざす。東北3県の東日本大震災 の支援現場から女性への暴力も含め報告します。 


NPO法人 ウィズネイチャー
代表 西森由美子
子育て中に阪神淡路大 震災を経験後、子育て支援NPOウィズネ イチャーを起業。東日本大震災支援事業 「神戸ぽけっとnet.」について報告します。

NPO法人きずなメール・プロジェクト 
代表 大島由起雄 
妊娠・出産および子育て支援のための「きずなメール」配信。東日本大震災での相談支援と、災害時への備えについての調査結果を報告します。


このセミナーは、下記助成金を受けて女性・妊産婦自身と支援者の、知識学習・いろいろな力をつける方法・支援ネットワーク形成を研究し、今後の具体的な方策を提言していくことを目標としています。文部科学省学術研究助成基金助成金基盤研究(C) (平成25年度~27年度) 『過疎と災害にresilientな妊産婦支援ネットワークの構築のための基盤的研究』研究代表者:田間泰子 [ 課題番号25380689 ] 

主催:大阪府立大学田間研究室        
共催:堺市
後援:大阪府立大学女性学研究センター
申込先:堺市男女共同参画推進課 tel:072-228-7408  fax:072-228-8070
                            電子メール:danjokyo@city.sakai.lg.jp

案内チラシはコチラ↓↓
http://wan.or.jp/wan/web/uploads/pdf/15_3653174eb4a94968c61bb55b6f775789209b37.pdf

2014年1月11日土曜日

【2月1日(土)】第5回女性学講演会:                  スポーツにおける暴力/セクシュアルハラスメント


スポーツにおける暴力/セクシュアル・ハラスメント

―見えにくいハラスメントの現状と課題―
時: 201 日(土) 13:3015:30 
               (13:00開場)
   場所: 大阪府立大学 I-siteなんば (南海なんば第1ビル2階)

13:30~15:00講演:
熊安 貴美江 (大阪府立大学教授

近年、日本のスポーツ界で指導者による暴力やセクシュアル・ハラスメントが立て続けに明るみになりました。一連の事件の発覚を受け、これまで腰の重かったスポーツ界でも対応への着手が始まりつつあります。しかしながらスポーツ環境においては、事件化されにくい暴力的行為が日常的に存在し、セクシュアル・ハラスメントもいまだに見えにくく問題視されにくい傾向にあります。スポーツ指導において、指導する者とされる者との間には絶対的な権力関係がありますが、それがはらむ問題性は今なお直視されているとはいえません。
指導者と選手に対する調査データなどを材料に、スポーツ指導において行われる暴力的行為/セクシュアル・ハラスメントの実態やスポーツ組織の対応について報告し、可視化に向けての課題を考えてみたいと思います。

 15:00~15:30    講演者との質疑応答
 ◆対象   どなたでも
受講料     500円(本学学生・院生・教職員は無料)
◆申込方法    氏名(ふりがな、住所、電話番号を記してEメールまたはFAXでお申し込みくだい。
 *お申し込みの際の個人情報は、本講座の事務連絡、統計資料等の作成および本学公開講座等のご案内に使用いたします。利用目的以外の使用については、一切いたしません。
申込先  大阪府立大学女性学研究センター 
Eメール: joseigaku@gmail.com    FAX 072-254-9947
                          当日参加も可能ですが、資料準備の都合上、できるだけ事前にお申し込みください。
問合せ先   大阪府立大学女性学研究センター
599-8531堺市中区学園町1-1   TEL072-254-9948 (月~金: 14:0017:00
会   場  大阪府立大学 I-site なんば 
(交通アクセスhttp://www.osakafu-u.ac.jp/isitenanba/map/をご覧ください。)

案内チラシはコチラ↓
http://wan.or.jp/wan/web/uploads/pdf/15_7199453d7e5f5b6ec2a5f5535bcf63f31e0067.pdf