2015年12月12日土曜日

女性学講演会第2部 文学とジェンダー第2回 文学における危険な女性たち


大阪府立大学女性学研究センター主催・人間社会学研究科「文学とジェンダー」共同研究プロジェクト共催
2015年度 第19期女性学講演会 第2部 (第2回)
文学とジェンダー
―文学における危険な女性たち―
時:201土)  午後2時~5時
会 場:大阪府立大学 中百舌鳥キャンパスB3106会議室
2時~3時
母と娘 ―フローベールのサロメ像と神話の変遷  
大鐘 敦子(関東学院大学教授)
サロメは洗礼者ヨハネの首を斬らせた「危険な女」とみなされてきました。ワイルドの演劇やオペラで知られる「サロメのダンス」。しかしフランスで最初にサロメのダンスを描いたのはフローベールの短編『ヘロデイァス』においてでした。そのダンスとはどのようなものだったのでしょうか。19世紀末のサロメ像および中世からのサロメ神話の変遷を見ていきたいと思います。

  3時15分~4時15分
危険な「ヴィーナス」―ゾラの娼婦像と絵画
          村田 京子(大阪府立大学教授)
ゾラの『ナナ』は、19世紀後半のフランスにおける娼婦像を描いた代表的な小説です。ゾラは「椿姫」のような感傷的な娼婦像ではなく、「ありのままの娼婦」を描こうとしました。ナナは社会の解体をもたらす「危険な女」として登場しますが、その危険性をマネなど同時代の画家の絵画と関連させながら探っていきたいと思います。

 4時30分~5時 講演者との質疑応答
対  象: どなたでも
参 加 費500円(大阪府立大学 学生・教職員は無料)
申込方法: 氏名(ふりがな住所、電話番号を記して、EメールまたはFAXでお申し込みください。
*お申し込みの際の個人情報は、応募後の事務連絡、統計資料等の作成および本学公開講座等のご案内に使用いたします。
利用目的以外の使用については、一切いたしません。
申 込 先大阪府立大学女性学研究センター 
Eメール: joseigaku@gmail.com  FAX072-254-9947
*当日参加も可能ですが、資料準備の都合上、できるだけ事前にお申し込みください。
問合せ先大阪府立大学女性学研究センター TEL072-254-9948土日・祝日を除く、午後2時~午後5時)
会  場大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス  B3棟 106会議室

  大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス

中百舌鳥キャンパスへのアクセス
南海高野線「白鷺」駅下車、
南西へ約500
南海高野線「中百舌鳥」駅下車、
南東へ約1,000
地下鉄御堂筋線「なかもず」駅
(5号出口)から南東へ約1,000


2015年12月4日金曜日

女性学講演会第2部:文学とジェンダー:シンデレラ :玉の輿物語を比較文学的に考える

2015年度第19期女性学講演会第2部「文学とジェンダー」第1回

シンデレラ:玉の輿物語を比較文学的に考える

Ë 日時  2015 1212土)1400~16:00(13:30開場)

Ë 会 場   大阪府立大学 I-siteなんば【大阪府立大学 I-siteなんば】
大阪市浪速区敷津東2丁目141
南海電鉄「なんば駅(中央出口)」より徒歩約12
地下鉄御堂筋線「なんば駅(5号出口)」より徒歩約15
地下鉄御堂筋線・四つ橋線「大国町駅(1番出口)」より
徒歩約7
地下鉄堺筋線「恵美須町駅(1-B出口)」より徒歩約7

Ë 講 師   堀江 珠喜(大阪府立大学教授)

哀れな境遇の女性が、ハンサムで優しく裕福な男性に見初められて結婚し、幸せな人生を歩むすなわち「シンデレラ」は、古今東西、永遠の人気物語である。
 とりわけ女性が「結婚」によってしか、その存在を認められなかった時代においては、夫の地位のみが自分の社会的立場を保証してくれたのだ。つまり、ハズバンド・ハンティングは、「女の一生」を決定した。女性が皆、とりあえず「白馬に乗った王子様」に憧れたのは、当然の成り行きだろう。
 しかし女性が社会進出を始め、その社会的アイデンティティーが夫に帰属する必要がなくなると、「シンデレラ」は「セレブ男性を射止めた女性」から「自己実現を遂げた女性」に変容してゆくのではあるまいか。もちろんそこには、なんらかのコマーシャリズムが働いている場合もあるのだが。
 そこで、そんな変化が見え始めた現代において、あらためてクラシックな「シンデレラ」をもとに、さまざまな「玉の輿」物語について、比較文学的な視点から考えてみたいのである。
対 象  どなたでも
参加費           500(大阪府立大学 学生・教職員は無料)

     【申込方法】
氏名(ふりがな)、住所、電話番号を記して、電話またはFAXで下記までお申し込みください。
       *当日参加も可能ですが、準備の都合上できるだけ事前にお申し込みください。
     【申込先】
大阪府立大学 女性学研究センター
 Eメール:joseigaku@gmail.com
   FAX         :  072-254-9947

      【問い合わせ先】
大阪府立大学 女性学研究センター 
Eメール: joseigaku@gmail.com 
FAX: 072-254-9947
電話:072-254-9948   (土日・祝日を除く14:0017:00



2015年10月10日土曜日

女性学連続講演会・セミナー「性の多様性と家族」(全3回)

女性学連続講演会・連続セミナー「 性の多様性と家族」(全3回)
日時:11月7日(土)・11月15日(日)・11月22日(日) 13:30〜15:30
会場:大阪府立大学中百舌鳥キャンパスB3棟119講義室(定員80名)
参加費 講演1回500円・セミナー1回300円(大阪府立大学学生教職員は無料)
*セミナーは原則として講演会参加者が対象です。
*セミナー参加希望者は事前にお申し込みください。(詳細は添付チラシをご覧ください。)

   ダイバーシティ(多様性)は現代社会のキーワード。家族のありようもまた、大きく変化しています。「異性愛男女が、法律に認知された関係性のもとで、生物学的なつながりのある子どもを、性役割分業によって育てる」という従来の「標準」は、こうした要素ひとつひとつが実は多様であるがゆえに、それらの変化がもたらす「家族」もまた、実に多様なものになります。今回は、性の多様性に関する最新知識、婚姻・パートナーシップ制度をめぐる国内外の動向、生殖技術がもたらす可能性と課題などを踏まえ、従来の思い込みを見直す方向で、「家族」について一緒に考えてみたいと思います。併せて少人数でのセミナーも開催します。みなさんのご参加をお待ちしています。(コーディネーター:東・熊安)

第1回 家族の多様化をめぐる価値観の対立(講師:東優子)
第2回 企業活動におけるD&I推進と性の多様性(講師:村木真紀)
第3回 異性愛家族を超える (?)家族の形(講師:青山薫)
詳しくは添付のチラシを御覧ください。



10月15日(木)映画上映+ワークショップ『何を怖れるーフェミニズムを生きた女たち』

2015年度男女共同参画事業は「フェミニズムのバトンをつなぐ」と題して、
『何を怖れる―フェミニズムを生きた女たち』上映会とワークショップを開催します。

映画上映後に、出演者のおひとりで日本のフェミニズムを牽引してこられた上野千鶴子さんを交えてワークショップを行います。

映画をみてのワークショップなので、原則ワークショップのみの参加はできません。
ワークショップは人数に限りがあるので、事前にお申し込みください。
申込先は以下のとおりです。
     email:  joseigaku@gmail.com
     fax:    072-254-9947

みなさまのご参加をお待ちしております。